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【ゲーム】Horizon Zero Dawn【ホライゾンゼロドーン】

 PS storeで5月の Deal of the Month であまりの安さに思わず買ってしまったHorizon Zero Dawn Complete Edition(1911円)に手を付ける。

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 起動からタイトルまでの演出までがすでに素晴らしくて、どうしてこれを発売日に買わなかったのか今更ながら悔やまれる。多分凄い忙しい時期だったんだろう。

グラフィック、操作性は

 ヒロイン、アーロイのルックスは──悪くない。少なくとも残念ポイントとして煽られるほど悪くは全くない。

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子ども時代のアーロイ ごつい

 少女時代こそ頭がでかいわごつごつしてるわでちょっとお引き取り願いたくなったが、成長後はなかなか凛々しい。あれくらいたくましくなきゃこの環境では生きていけないよね。

 プレイしながら現在進行形で記事を書いているため、設定やストーリーの理解に様々な誤解が生じると思うのでご容赦。

 物語はノラと呼ばれる部族の中で、異端者として暮らしていた父ロストの娘アーロイを通じて語られる。

 この世界にはかつて栄えた鉄の文明があり、大きな災厄を経て、今はその名残である機械獣が大地を闊歩し、人々は彼らを恐れつつも狩人(ハンタ-)として戦いながら暮らしている。

 異端者の子どもとして孤独に育ったアーロイは、幼い日に鉄の文明の遺跡に落ち、そこでフォーカスを拾った。様々なもののデータを読み取れるデバイスでゲーム的にも物語的にも重要アイテム。

 父ロストから狩りを習いながら成長し、時を経てアーロイはノラ族の試練を受けることになる。これを突破すればアーロイは異端者から義勇兵となり、(表向き)迫害を受けることはなくなる。

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成長後のアーロイ

ノラの試練へ向けて

 途中ソウトゥースの襲撃があり、アーロイは一人で機械獣を倒すことになる。

 ここは一応トラップキャスターのチュートリアルになってるはずなんだけど、使い方がよく分らずごり押しで倒してしまった。メニュー画面からクイックコマンドに武器を割り当てなくてはいけないわけだ。

 ちなみに難易度はノーマルで始めたが、敵の攻撃はそこそこ痛くて、最弱雑魚のウォッチャー相手でも連続で攻撃をくらうとすぐやられる。ソートゥース戦はとにかく身を隠して弱点に炎矢を当て、見つかったら回避回避で隠れつつチキン戦法でどうにかなった。

 その後はオープンワールドにありがちなお使いクエストをこなしつつレベルを上げ、システムを理解していくターン。

 この前に『Days Gone』をやっていたんだけど、クイックメニューなどUI部分の操作感はそれに近いものがある。てか洋ゲーの大作はシステムやらキャラの動きやら似たり寄ったりの部分があって、お互いに真似し合いつつ洗練させていっているんだろうなという感想。司馬遼太郎が言っていたが「欧米人こそ猿真似の元祖」(うろ覚え)。でもそうすることによって切磋琢磨しつつ質を上げていく好循環にもなっている。同じようなゲームができるという弊害も当然あるけれど。

 チュートリアルが親切でないのか自分が見落とし過ぎなのか分からないが、スキルポイントやらアイテム(武器、防具)の改造とか、メニューを開くまで全く気付かなかった。馬鹿でも分かることをいちいち解説してくるおもてなし過ぎチュートリアルも困るが、大事なことははっきり分かるように太文字で大きく画面に示して欲しい

  異端児であるため人々に冷たくされつつもどうにか試練の行われる母の源へと到着。そしてここで父ロストと別れることになる。アーロイが試練を越えてノラの一員として認められても、ロストは異端者のままなのだ。アーロイは再会の意志を秘めつつ、去っていくロストを見送るのだった。

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試練の始まり

 人々の中にはアーロイに親切な者もいて、長老のティルサやかつて命を救ったテブもその一人。試練に挑む前にノラ部族衣装にイメチェン。

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ノラ部族の衣装にチェンジ テブは最初デブに見えた

 その後サン王国からの使者たちの話を聞く。こんな荒廃した世界でも人間はいくつもの部族に分かれて互いにいがみ合っている様子。そんなことしている場合か。

 中にはアーロイと同じフォーカスを持つ男もいる。妖しい雰囲気にあふれているがここでは深く詮索できない。

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祈りの灯火 美しい情景

 試練への参加の印にもなる祈りの灯火を捧げる。何となく母に祈りを捧げた。宿舎に入ると絵に描いたようなクソガキと一悶着。子供の頃に石を投げてきた奴。フラグビンビンなセリフの応酬の後は明日に備えてお休み。

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イキるバスト君 このあと…

 それから試練が始まるわけだが、案の定バストが妨害してきてアーロイはピンチに。それでも持ち前の機転と度胸で危険なショートカットを駆け抜けて優勝。試練を超えた者には誰であれ敬意が払われる。アーロイは晴れて義勇兵となる。

 そしてここから怒涛の、あるいは定番の展開。謎の武装集団に襲撃され、仲間たちも次々と命を落とす。

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 敵はマシンガンまで持ち出してきて戦力差が酷い。役に立たない味方を尻目にアーロイは一人無双して敵を倒すも、明らかに強そうなリーダーに殺されかける。

 絶体絶命の窮地に父ロストが助けに入る。敵と互角の勝負をするが、最後は押し切られて倒れる。そして集団が周囲を爆破しようとするまえにアーロイを崖に落とし、自らは爆発に巻き込まれて(おそらく)死亡する。

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  一命を取り留めたアーロイは見知らぬ地下室で目を覚ます。そこはどうやらノラにとって重要な場所のようで、アーロイはティルサに導かれるまま自分の過去や抱えている秘密の一端を垣間見ることになる。

 アーロイはその後ティルサにより「使者」に任命され、ノラ族に降りかかった危機を救うため、聖域を出て壮大な旅の第一歩を踏み出すことになる──

 ここまでは物語の導入とあってカットシーンも多く、イベントの連続でプレイが阻害されることも多かったが、この先はオープンワールドらしい自由に広大なマップを歩き回ることになりそう。端的に言ってめっちゃワクワクする。

 既に書いたがグラフィックや操作感は最近のゲーム以上に洗練されていて快適。回避モーションや当たり判定はややおおざっぱにも感じたが許容範囲だろう。チュートリアルはやや難あり。どう動かすかがよく分からないときがある。

 ストーリーはまだ序盤で想像つかない部分ばかりだけど文明レベルのかけ離れた存在が同居している世界観は激しく好み。エスニックテイストの部族たちも良いが、機械獣の細かなデザインがカッコイイ。

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 ゲームとしては難易度ノーマルでも割と死ぬのでそこそこ歯ごたえありそう。

 すでに2年近く前の作品だから事細かに日記にはしないが、気に入ったシーンとかはちょくちょく残していこうと思う(現在中断中)。