鍵のかかってない部屋

読書とかゲームとか映画とか

読書

【読書】 夏物語 川上未映子

川上未映子『夏物語』(2019年文藝春秋、2021文春文庫)。 久々に良い現代小説を読んだ。

【読書】聖書を読む・新約聖書

去年の秋から読み始めて、年を跨いで一月下旬に『新共同訳聖書 旧約聖書続編付き』を読み終えた。中断を挟んでおおよそ四ヶ月。どういう形であれ「とにかく一度聖書を読み通すこと」を目標としてきたが、ひとまずは達成することができた。

【読書】聖書を読む・旧約聖書続編

引き続き聖書を読んでいる。今回は旧約聖書続編(新共同訳による)。

【読書】聖書を読む・旧約聖書【映画】

少し前にドストエフスキーの『罪と罰』を読み返して、一緒に解説書(江川卓『謎解き『罪と罰』』)も手に取った。 『カラマーゾフの兄弟』の有名な大審問官の章など、ドストエフスキーの作品にはキリスト教や聖書からの引用、モチーフが数多くある。解説書に…

【読書】『ウェイクフィールド』 ホーソーン

ナサニエル・ホーソーン(Nathaniel Hawthorne)は19世紀前半に活躍した、いわゆるアメリカン・ルネッサンス(American Renaissance)の代表的な作家。『ウェイクフィールド(Wakefield)』(1835)は彼の短編における代表作。

【読書】19世紀アメリカ文学 【最近の読書】

どうしてだか理由は忘れたが、ふと思い立って夏はアメリカの特に古い小説を読んだり文学史や歴史をおさらいしたりしていた。 外国の古い小説は元々好きだけれどあまり体系的な読書はしてこなかった。時系列に沿ってかつ時代背景に気を配りながら読むと、物語…

【読書】『羊をめぐる冒険』その1 村上春樹

村上春樹初期の代表作『羊をめぐる冒険』を再読。 学生時代に初めて読んで、それから作品に関する何かを読むごとに時々ぺらぺらとページをめくってみたりもしたが、通しで読むのはおそらく三度目くらい。 野間文芸新人賞受賞作1通の手紙から羊をめぐる冒険が…

【読書】『闇の奥』 ジョゼフ・コンラッド

映画『地獄の黙示録』の原案である『闇の奥』はイギリスのジョゼフ・コンラッドの作品。村上春樹の『羊をめぐる冒険』でも、書名は伏せられているがおそらく登場している。 以前は岩波文庫の中野好夫訳で読んだが、今回は光文社古典新訳文庫の黒原敏行訳で再…

【読書】『本当の翻訳の話をしよう』 村上春樹 柴田元幸

この二人の本はなるべく新刊で買いたい、という村上春樹、柴田元幸共著の『本当の翻訳の話をしよう』(スイッチ・パブリッシング)を読む。 基本的には柴田元幸が編集する雑誌『MONKEY』に掲載された二人の対談を中心に再録が多いが、途中に柴田氏の講義録で…

【読書】『ティファニーで朝食を』 トルーマン・カポーティ【映画】

オードリー・ヘップバーン主演、ブレイク・エドワーズ監督の映画でお馴染み、いやいや映画を持ち出すまでもなく有名なアメリカの小説。作者はトルーマン・カポーティ、翻訳は村上春樹による最新のもの。 旧訳は既読だが内容は細部をかなり忘れていた。そして…

【読書】『カンガルー日和』 村上春樹

カンガルー日和 (講談社文庫) 作者: 村上春樹,佐々木マキ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1986/10/15 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 120回 この商品を含むブログ (162件) を見る 『中国行きのスローボート』『夢で会いましょう』などと同じく、『197…

【読書】『夢で会いましょう』 村上春樹+糸井重里

共作ではあるが村上春樹の初期短篇およびエッセイ風小品が納められたショートショート集。 単行本1981年 冬樹社 文庫1986年 講談社 強烈な個性と個性がぶつかりあう時、どんな火花が飛び散るか――それがこの本の狙いです。同時代を代表する2人が、カタカナ文…