鍵のかかってない部屋

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【音楽】『イージー・ライダー』を聴く

 映画『イージー・ライダー』のサウンドトラックは物語と密接に結びついており、ときに映像以上に主人公たちの心情は場面の状況を表現している。というわけでサウンドトラックの収録曲を順に聴いてみる。

 

  •  The Pusher / Steppenwolf
  •  Born to Be Wild / Steppenwolf
  •  Wasn't Born to Follow / The Byrds
  •  The Weight / The Band
  •  If You Want to Be a Bird / The Holy Modal Rounders
  •  Don’t Bogart Me / Fraternity of Man
  •  If 6 was 9 / Jimi Hendrix
  •  Kyrie Eleison / The Electric Prunes
  •  It's Alright Ma(I'm Only Bleeding) / Roger McGuinn
  •  Ballad of Easy Rider / Roger McGuinn

 

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【映画】『イージー・ライダー』 デニス・ホッパー

 アメリカン・ニューシネマの代表作、『イージー・ライダー』を再鑑賞。

 『イージー・ライダー

 1969年 アメリ

 監督:デニス・ホッパー

 キャスト:ピーター・フォンダデニス・ホッパージャック・ニコルソン

 参考書に町山智浩の『〈映画の見方〉が分かる本』(洋泉社)。

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【読書】『本当の翻訳の話をしよう』 村上春樹 柴田元幸

 この二人の本はなるべく新刊で買いたい、という村上春樹柴田元幸共著の『本当の翻訳の話をしよう』(スイッチ・パブリッシング)を読む。

 基本的には柴田元幸が編集する雑誌『MONKEY』に掲載された二人の対談を中心に再録が多いが、途中に柴田氏の講義録である『日本翻訳史 明治篇』が収録されていてこれだけでも十分面白い。

村上春樹柴田元幸の対談集、ついに刊行決定。
文芸誌『MONKEY』を主な舞台に重ねられた、
小説と翻訳をめぐる対話が一冊に。

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【映画】『アメリカの友人』 ヴィム・ヴェンダース

 『アメリカの友人』

1977年 西ドイツ/フランス/

監督:ヴィム・ヴェンダース

キャスト:デニス・ホッパーブルーノ・ガンツ

 パトリシア・ハイスミス原作のリプリーシリーズの一つ。『太陽がいっぱい』以降作品が映画化され続け最近はドラマシリーズにもなるという相変わらずの人気らしい。

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【読書】『ティファニーで朝食を』 トルーマン・カポーティ【映画】

 オードリー・ヘップバーン主演、ブレイク・エドワーズ監督の映画でお馴染み、いやいや映画を持ち出すまでもなく有名なアメリカの小説。作者はトルーマン・カポーティ、翻訳は村上春樹による最新のもの。

 旧訳は既読だが内容は細部をかなり忘れていた。そして今回の村上春樹の新訳を読んだわけだが、それはもうめちゃくちゃ面白かった。

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【読書】『カンガルー日和』 村上春樹

カンガルー日和 (講談社文庫)

カンガルー日和 (講談社文庫)

中国行きのスローボート』『夢で会いましょう』などと同じく、『1973年のピンボール』から『羊をめぐる冒険』の時期にかけて書かれた短編+エッセイ。これだけ書きながら長編もコンスタントに発表していたわけだから80年代の村上は多作だった。

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